過去に消費者金融での借入があると住宅ローンに影響する?

住宅ローンに申し込みたいけれど、過去に消費者金融で借入していたのが審査に影響すると聞きました。本当でしょうか。

住宅ローンの審査には消費者金融での借入履歴が影響する事もある

住宅ローンは低金利で長期に渡るローンでもあり高額な買い物の為審査も厳しいものとなっています。住宅ローンに限りませんが、お金を貸した以上、確実に回収するというのが金融会社の第一の目的です。長きにわたり間違いなく返済してくれるであろうという確信が持てなければ融資を行いません。もちろん消費者金融からの借入履歴があるからと言って、回収に不安があるとは言い切れません。でも充分の収入があるのなら消費者金融からの借入は必要ないのではないかというのが金融会社の考えでもあるのです。

その借入時期はいつだったのでしょうか。返済に遅延などはありませんでしたか。そういった事も審査の大きな基準となるのです。すでに借入分は完済しており、遅延などが一度もない場合は考慮され、審査の妨げにはならない事も多いです。完済していない場合はすぐに残りを返済して完済するようにして下さい。住宅購入は一生に何度もあるものではありません。すべてをローンに頼るのではなく、自己資金も充分蓄えた上で返済シュミレーションも充分に行いましょう。これから長い年月をローン返済に充てる訳です。せっかくのマイホーム生活が辛いものにならないように、無理のないローンを組むようにして下さいね。

住宅ローン以外に消費者金融がある。ただし過去の履歴に注意

2014年4月の消費税増税を前にした駆け込み需要により、今後、住宅市場は冷え込むとも言われています。しかし、政府は住宅市場の冷え込みを回避するための様々な施策を打ってきています。例えば、住宅ローン減税では、これまで10年間で最大200万円の控除であったものが、2014年4月以降では10年間で最大400万円の控除となります。また、「すまい給付金」制度もスタートし、住宅購入者に対して最大で30万円が現金支給されます。このように、住宅購入者に対しては、増税対策として様々な恩恵が施されるのです。そのため、住宅販売では一時的な落ち込みはあっても、2014年4月以降も全般として堅調に推移することが予想されます。

ただし、ローンについては、大きな課題があります。アベノミクスによる効果で、大企業ではベースアップが見込まれますが、大部分の企業では賃金アップは難しい状況です。現状のローン金利は歴史的な低金利にあるものの、いくら金利が低くても、安定的な収入が見込まれないことから、ローン審査に通らない人が続出している状況なのです。しかし、ローンが組めないからと、住宅購入を諦める必要はありません。

実は、消費者金融による貸付を利用するという手もあるのです。消費者金融の個人向けフリーローンでは、「不動産担保ローン」というものがあります。これは、所有している不動産を担保に貸付を受けることができるもので、最近の低金利環境により、3%台~という低金利で数千万円規模を借りることができるのです。貸付額は不動産の価値や収入状況などにより左右されますが、ローンを組めない方であっても借りることができるメリットは大きいでしょう。審査においては、過去の借入や返済の履歴はチェックされるので、借入までにキャッシングやカードローンの返済はしっかりと行っておくことが重要です。

このように、住宅資金の確保については、消費者金融による貸付という選択肢も検討しておくと、いざローン借入ができない場合にも有効な手段となるのです。

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