欧米での直接金融はどんなメリットがあるのまたデメリットは?

欧米での直接金融についてどんなメリットがあるの。またデメリットはどんなところでしょうか。

直接金融のメリットはリスクも含めて目標利回りを設定できる事

日本人は銀行などを間に通す間接金融を好みますが、直接金融のメリットについてお話しします。まず何といっても直接金融のメリットと言えば利回りの良さが挙げられます。現状で言えば銀行への普通預金の利率が0.001%なのに対して株式投資の配当金利回りは年間1%以上も可能なのです。もちろんこれはリスク管理をきちんとしながらの話しです。

銀行への預金利息があまりに低い為、銀行預金のような間接金融では利回りが低すぎます。その点直接金融では安全な投資でももう少し利回りを期待できる事を知って下さい。もちろんそれはしっかりとした知識を蓄えてリスク管理の方法を学んでからと言う事にはなりますが、きっと今までとはお金についての考え方が違ってくると思いますよ。別に何の気もなしに安心だからと銀行にお金を預けている人も多いとは思いますが、少し発想を変えて下さい。お金の価値をもう少し知って欲しいと思います。

メリットについてばかり話しましたが、もちろん直接金融にもデメリットがない訳ではありません。それはリスク管理をおこたると元本割れを起こす危険性があると言う事です。これもやはりしっかりとお金の事とリスク管理について学ぶ必要があるのだと思います。欧米では人気の直接金融、デメリットもふまえて我々日本人ももう少しお金の価値に目をやり低い利回りの貯蓄一辺倒から脱皮すべきではないでしょうか。

欧米で資金調達として主流の直接金融のメリットとは

金融とは、資金の余っている主体から必要としている主体に融通することをさします。日本では間接金融が主流です。例えば、個人が企業に融資を行うと言うことはあまり行われていません。個人は銀行に預金として預け、そして銀行が企業に融資を行うというように、間接的に行われることが多いです。

これに対して、欧米では直接融資が主流となっています。具体的には株式や債券を通じて行われます。株式や債券は企業が発行します。証券会社はこれを個人向けに販売をしていますが、仲介を行っているだけで資本関連には証券会社は関係していません。資金は個人から企業へと渡されることになるのです。このようなスタイルの資金融通を直接金融と呼びます。

では、直接金融にはどのようなメリットがあるのでしょうか。投資家としては、間に銀行などの金融機関が入らないために、利益をダイレクトに受け取ることができます。資産を大きく成長させたいという人にとっては魅力的なものだと言えるでしょう。

企業側としては、企業に対して興味を持ってもらえるという魅力もあります。例えば、株主なら、保有している企業の商品を買おうと考えることもあり得ることでしょう。このような効果が期待できるのです。

間接金融の場合、金融機関がリスクを引き受けることになります。ですから、リスクが集中してしまうために、金融危機などが起こったときに金融機関が破綻することもあり得ることだと言えるでしょう。直接金融の場合、リスクは投資家に分散されます。もちろんですが、何かあったときには投資家が損をすることも可能性としてはありますが、リスクが分散している分だけ被害は小さいのです。

日本でも個人投資家が市場に参加するという傾向が続いていますから、今後は主流な方法となっていく可能性はあります。商品開発が進んでいることや、税制優遇の制度が定められていることによって、個人投資家が市場に参加しやすくなってきていると言えるでしょう。

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